
2022年11月18日に販売を開始してから3年、
KISEKI:は「おいしく切れる超硬合金包丁」という新しい世界を切り開いてきました。
超硬合金という聞きなれない金属は、
「合金」の名の通り、複数の原料を混ぜ合わせ、焼き固めてつくります。
タングステン、コバルト、ニッケル、バナジウム、クロム、タンタル。
これらはすべて限られた国で採れる希少金属のため、
伝統的なはがねやステンレスなどの包丁よりも原材料費が高く、
国際事情で価格もつねに変動しています。
中国が希少金属の輸出を制限したことに端を発して、
タングステンを精製・形成するために欠かせないパラタングステン酸アンモニウムの価格が、
2025年1月から2026年4月にかけて約10倍に高騰しました。
その間、1年。私たちは価格を変えずに販売を続けてきました。
しかし、KISEKI:は匠の技を工業技術で再現しており、
伝統的な刃物とくらべてコストの中で人件費が占める割合が低く、
原材料費の変動が製品価格に大きく影響するため、値上げを決断しました。
家庭で使っていただく「普通の包丁」として、新しい価格は許されるのか。
私たちは悩みました。
安い原料に変えて「長く続く、おいしい切れ味」を失えば、
それはKISEKI:ではなくなってしまいます。
新しい価格は、私たちの覚悟です。
2026年6月1日予約分から、
KISEKI:三徳を49,500円、ペティを42,900円に変更しています。
原材料の高騰はいまも続いており、今後も価格変更の可能性があることをご了承ください。
なお、包丁以外の製品の値上げはしません。それも、私たちの覚悟です。
これからも卸を通さずECサイトから提供させていただくことで販売価格を抑え、
ものづくりにも価格にも誠実なブランドであり続けます。
これからも、KISEKI:を手に取っていただいた皆さまと、
「おいしくて、豊かな人生」をご一緒します。